補助金ニュース / ものづくり補助金 終了
もの づくり補助金は 23次で 終了。 後継の 受付は 9月30日からに 変更
公開: 2026年8月12日 ・ 更新: 2026年8月25日

ものづくり補助金の24次公募を待っている人に、先にお伝えします。24次は来ません。中小企業庁の案内ページに「ものづくり補助金は2026年5月をもって公募を終了しました」と明記されました。後継は、新事業進出補助金と統合した「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」。その第1回公募の申請受付は、2026年9月30日に始まります。当初は8月31日開始と案内されていましたが、事務局がスケジュールを変更しました(この記事も8月25日に直しています。詳細は後半で)。
私は補助金検索サービス「デルカモ」を運営していて、公募情報を毎日同期しています。この記事では、終了の経緯と最終回の結果、後継制度の中身、変更後のスケジュールを一次情報ベースで整理します。
公式ページに 書かれた 「公募を 終了しました」
白状すると、毎日公募情報を見ている私も、この告知をつい最近まで見落としていました。8月8日に採択率の記事を更新したときは「第24次の公募は公表されていない」とだけ書いたのですが、正確には、公表されていないのではなく、もう来ないのでした。
中小企業庁のミラサポplusにある、ものづくり補助金(正式名称は、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)の案内ページには、現在こう書かれています。
「ものづくり補助金は2026年5月をもって公募を終了しました。今後は、新事業進出補助金と統合し、『新事業進出・ものづくり商業サービス補助金』として実施します」
統合相手である新事業進出補助金のページにも「2026年6月をもって公募を終了しました」とあります。設備投資で生産性を上げる制度と、新しい事業分野に打って出る制度が、ひとつにまとまった形です。
最終回に なった 23次の 採択結果
8月7日に公表された23次締切の結果が、この制度の最後の採択発表になりました。申請1,275件、採択448件で、採択率は35.1%。枠別では、製品・サービス高付加価値化枠が35.7%(申請1,169件、採択418件)、グローバル枠が28.3%(申請106件、採択30件)です。最後まで「3件に1件」の制度でした。
採択率の推移や他の制度との比較は、別の記事にまとめています。数字はすべて事務局の公表データです。
関連記事: 補助金の採択率はどれくらいか。公表データで現実を見る
後継制度は 3枠構成、 上限は 最大7,000万円
新制度の情報は、事務局サイト(中小企業基盤整備機構)で公開されています。申請枠は3つです。
- 革新的新製品・サービス枠。補助上限2,500万円で、大幅な賃上げを行う場合の特例を使うと3,500万円
- 新事業進出枠。補助上限7,000万円、特例で9,000万円
- グローバル枠。補助上限7,000万円、特例で9,000万円
補助率は1/2から2/3で、枠と企業規模、条件によって変わります。旧ものづくり補助金が担っていた革新的な製品・サービスの開発は1つ目の枠が引き継ぎ、そこに新事業進出とグローバルが並ぶ構成です。
気をつけたいのは共通要件です。3〜5年の事業計画で、付加価値額を年平均4.0%以上伸ばし、賃上げも年平均3.5%以上行う計画が求められます。設備を買って終わりの制度ではなく、成長と賃上げを計画として出させる制度だという性格が、名前が変わってもはっきり残っています。
第1回公募は 9月30日受付開始に 変更、 締切は 10月30日18時
ここが変わった部分です。公募要領は6月29日に公開されましたが、事務局は7月17日付で第1回公募のスケジュールを変更しました。この記事も公開時は変更前の日程(8月31日受付開始・9月30日締切)で書いていたので、8月25日に直しています。事務局サイトのスケジュールページでは、変更前の日付に取り消し線を引いた形で、現在こう案内されています。
- 申請受付開始は2026年9月30日。当初の8月31日から1か月後ろにずれました
- 応募締切は2026年10月30日の18時まで。「厳守」の注意書きつきです
- 採択発表は2027年1月の予定
締切が1か月延びたのは、準備している側には朗報です。ただ、動いているのは日程だけではありません。公募要領のPDFも7月17日と8月14日の2回更新されていて、8月24日には応募申請ガイドも公開されました。春に落とした要領を読み込んだままの人は、最新版で差分を確かめてから書き始めてください。
今から準備するなら、順番はこうです。
- 公募要領の最新版を読んで、どの枠で出るかを決める。枠によって上限も補助率も要件も変わります
- GビズIDを用意する。申請は電子申請で、アカウントがないと出せません。未取得なら取得にかかる日数も逆算に入れてください
- 数値要件が組めるかを先に確かめる。付加価値額4.0%と賃上げ3.5%の計画が現実的に描けないなら、審査以前に土俵が違います
計画書の中身を詰めるのはそれからです。締切日の駆け込みは書類不備のもとなので、10月中旬に出し切る前提で逆算することをおすすめします。
名前が 変わると、 検索で 見つから なくなる
ものづくり補助金の終了は、制度が消えたというより看板の掛け替えに近い話です。ただ、看板が変わると検索では本当に見つけにくくなります。「ものづくり補助金 24次」と調べ続けている限り、後継制度の公募開始も締切も視界に入りません。今年はIT導入補助金も名前が変わっていて、こういう改称や統合がしばらく続きそうです。
私が運営しているデルカモでは、jGrantsに掲載される公募約300件を毎日同期して、業種と目的から使える制度を無料で探せるようにしています。制度名を知らなくても引っかかる作りにしているので、「自分が次に使える制度」を探す入口に使ってみてください。
本記事は2026年8月25日時点の官公庁の公表資料・公募要領・jGrants掲載情報に基づいています。締切・金額・要件は変更されることがあるため、申請時は必ず公式の最新情報をご確認ください。デルカモは申請書類の作成代行は行いません(行政書士法遵守)。
最近の記事
- スマートレジ補助金は9月29日締切。小規模事業者なら4/5補助2026年9月9日
- 最低賃金の発効日は県で違う。47都道府県の一覧と助成金の締切2026年9月8日
- 事業承継・M&A補助金の16次公募、受付は10月2日から11月6日まで2026年9月7日